ろど☆ろぐ

岡山のテーブルゲームサークル・ろーどないつの新しいブログ

ろーどないつの歴史

初代代表のセッションの写真 2018年

ろーどないつの歴史

 宣伝相コボラーです。私は最近加わったメンバーなので、ろーどないつの歴史をあまり知りませんでした。というわけで2023年の7月末、こういう記事を書きたいのでろーどないつの昔話しを聞かせてくださいと言って、あらがねさんに話を聞いてきました。

 一言で言うと、ろーどないつはTRPGの団体として始まりました。というわけで、この記事にはTRPGの専門用語がバンバン出てきます。その説明もなるべくやりつつ、記事を書いていきます。

1992〜1993年頃 キャンペーンの始まり

 御津高校*1の生徒数人が集まって、TRPGをやるようになりました。特定の部活とかではなく、友達同士の集まりであり、ろーどないつという名前はまだ無かったそうです。図書室や空き教室を使って、ハイパーT&T*2や無印ソード・ワールド*3を遊んでいたとのことです。

1994年 ろーどないつ発足へ

 初期メンバーは御津高校を卒業してからも、一緒にTRPGを遊ぶようになりました。このとき遊んでいたハイパーT&Tのキャンペーン*4が94年10月に完結しました。

 そこでルールブックには無いオリジナル世界観のこのキャンペーンのシナリオを、他の人にも遊んでもらいたい!とGM*5が思いつきます。そういうわけで、コンベンション開催のための準備がこの頃始まりました。

1995年頃 スタジオろーどないつ発足

 半年くらい県内外のコンベンションを見学してノウハウを学んだ後、スタジオろーどないつの「タイル年代記コンベンション」が始まりました。GMはサークルのメンバーのみで、GMが使用するシナリオを初代代表が監修する形式でした。

 「タイル年代記コンベンション」は郵便とかによる予約制で、予約してくれた人にはパンフレットを送付していました。

 また、会のバリューを高めていくための試行錯誤として、1〜2回ほどティータイムを設けたことがありました。これが、コロナ禍前まで続いていたドリンクバーの起源になったとのことです。

 「タイル年代記コンベンション」のシステムはハイパーT&Tのみでした。なので、メンバーが自分のやりたいシステムのGMをやるための「ろーどないつコンベンション」を年1回開催していました。

 この「ろーどないつコンベンション」の開催日程が、OGAの春季大会と被ってしまったことがあるそうです。当時のスタッフはOGAのことを知らなかったため、その際はボードウォークの斎藤店長を介してOGAのメンバーを紹介してもらったそうです。

 「タイル年代記コンベンション」は最盛期で30人ほどの参加者がいたのですが、2〜3年で終了しました。やっぱりハイパーT&Tだけでは物足りないとか、参加者からも「ろーどないつコンベンション」の方が良いという意見が多くなったためです。

1990年代末頃〜 同人活動

 90年代末頃から同人活動を行うようになり、ゲームマーケットコミケにサークル参加し始めました。写真は、ガープス・サイオニクス*6のリプレイ本です。中央の表紙がフルカラーの本は、奥付によると1999年に初版が発行され、2004年に発行された第2刷であると書いてあります。

2000年代〜 TRPG冬の時代

 90年代には「コンプRPG」や「RPGマガジン」等の雑誌を使用して、会の宣伝を行っていました。しかしこれらの雑誌が無くなった頃から、いわゆるTRPG冬の時代を実感したとのことです。

 しかしろーどないつのスタッフは、この時期でも20人は居たそうです。そして、毎週のように身内卓をやっていました。身内卓というのは、ここでは一般に参加者を募るコンベンションではなく、サークルメンバーだけが集まってTRPGを遊ぶことを指します。

 メンバーが増えることは良いことのように思えるのですが、多くなっただけ問題も増えていました。この頃のメンバーの中では、コンベンション推進派と反対派がちょっと対立していたそうです。

 これまでのようにコンベンションを開催していくか、身内だけで遊ぶのに専念できるようにコンベンション開催をやめるか。そうして対立してはいたものの、コンベンション開催は続いていました。

2009年 ブログを始める

 Yahooブログで「ろど☆ろぐ」を始めたのが2009年の年末でした。Yahooブログのサービス終了に伴って、記事は全て引越し先にインポートしています。なので、当時の記事は当時のまま、現在のはてなブログの「ろど☆ろぐ」で全部読めるようになっています。最初の記事はこちらになります。

iaiacthulhuhutagun.hatenablog.com

2010年 新体制移行

 初期メンバーがほとんど活動に参加できなくなった頃、色々あってコンベンション開催が一時中断されました。そして現在の体制に移行し、2010年にコンベンションを再開しました。この時に、サークル名はスタジオろーどないつから、Table Games Communication Circle ろーどないつになりました。

 写真はクトゥルフ神話TRPGオンリーコンベンション「机の上の幻想世界」のパンフレットなどです。この時に配布されたパンフレットの序文がこちらになります。

iaiacthulhuhutagun.hatenablog.com

 当初はコンベンションのGMはメンバーが担当する決まりになっていましたが、活動できるメンバーが減少していったことにより、現在のように参加者が自由にGMに立候補できるようになりました。

2016年 20周年記念コンベンション開催

 2016年、30周年企画として初のゲストコンベンションを開催しました。回答されたアンケートの数は58人分。報告の記事とかは無いのですが、開催された時の記事はこちらになります。

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2019年 ふぁみぼど開始

 これまでのろーどないつのコンベンションでは、TRPGボードゲームのどちらかを遊べる可能性がありました。しかし人数の都合で、主としてボードゲームが遊ばれることは1年に1回くらいでした。

 そういう様々な事情があり、ボードゲームだけの例会として「ふぁみぼど」が始まりました。第1回の開催報告はこちらになります。

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2020年 コロナ禍で活動休止、のち再開

 全国で緊急事態宣言が出たことで公共施設が利用できなくなり、活動を休止せざるを得なくなりました。それから色々あった後、ふぁみぼどとTRPGの例会がそれぞれ別のタイミングで再開します。そして現在に至ります。

 

iaiacthulhuhutagun.hatenablog.com

*1:当時は県立金川高校

*2:ハイパートンネルズ&トロールズ - Wikipedia

*3:ソード・ワールドRPG - Wikipedia

*4:キャンペーンとは、続き物の長大なストーリーを何日間もかけて遊んでいくTRPGのセッションのやり方のこと

*5:GMとは、ゲームマスターの略称。ここでは、TRPGを遊ぶときにストーリーを作ったりしてプレイヤーの相手をする人だと思っておいてください。

*6:GURPS Psionics